自動運転チップの黒芝麻智能、香港上場申請

(黒芝麻智能科技のウェブサイトより)

人工知能(AI)チップの製造を手掛ける中国の黒芝麻智能科技(Black Sesame Technologies 、湖北省武漢市)が6月30日、香港取引所(HKEX)のメインボードに上場申請書を提出した。 香港株のメインボードに上場すれば」、中国本土の自動運転チップメーカーとしては初めてとなる。

香港取引所のウェブサイトで公開された目論見書によると、黒芝麻智能は、上場で調達した資金をスマートカー向けのSoC(システムオンチップ)、スマートカー向けソフトウェアプラットフォーム、自律走行ソリューションの開発、および商業化の強化に充てる意向だ。

黒芝麻智能は、スマートカー向けのSoC「A1000」、「華山A1000L」、「華山A1000 Pro」など数多くの製品を発売している。 車載向けのSoCのみならず、自社製チップをベースにした先進運転支援システム(ADAS)や自律走行ソリューションも提供している。

ただ業績は芳しくない。同社の22年の売上高は1億6,500万元(約33億円)で、営業損失は10億5,300万元、調整後の純損失は7億元に上っている。

黑芝麻智能

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