サムスンディスプレイ、AI機器向けディスプレイ開発で米インテルと提携

韓国サムスン電子傘下のパネルメーカー、サムスンディスプレイは23日、米半導体大手のIntel(インテル)とAI PCなどのAI(人工知能)デバイス向けディスプレイの開発に関する覚書を締結した。
サムスン・ディスプレイは、インテルのノートPC向けSoC「Core 200」シリーズのマイクロプロセッサー(CPU)「Lunar Lake」や、今後発表される「Core 300」シリーズの「Panther Lake」、「Core 400」シリーズの「Nova Lake」など、インテルのAI対応プロセッサーとシームレスに動作するスクリーンを最適化することを目指す。
サムスンディスプレイとインテルは長年にわたって協力してきた。サムスンの最新ノートパソコン「Galaxy Book 5」は、インテルの「Core 200」プロセッサーと独自のOLED(有機ELパネル)を採用している。
サムスン・ディスプレイは、ハイエンド・ノートブック市場で中国液晶パネル大手、京東方科技集団(BOE)や韓国LGエレクトロニクスなどと激しい競争を繰り広げている。インテルとの提携により、サムスンディスプレイはインテルのSoC「Core」シリーズを搭載した次世代ノートブックへの足がかりを得ることになる。
Samsung Display Partners with Intel to Target Next-Gen AI PC Market