伊藤忠商事、中国国内の流通商品が調達可能になるBtoB越境ECサービス開始

伊藤忠商事は15日、今月から日本の大手小売企業を対象に、中国国内で流通している商品を円滑に調達できるBtoB越境ECサービス「THE CKB X」の提供を開始すると発表した。

伊藤忠商事の中国子会社、伊藤忠繊維貿易(中国)(上海市)が2023年9月、杭州史尼芙科技(SNIFF、浙江省杭州市)と合弁会社、浙江伊藤尼芙供応鏈(ITONIFF、杭州市)を設立。ITONIFFが11月からBtoB越境ECサービス「THE CKB X」の提供を開始する。

SNIFFは、主に日本のECモール出店者を対象に、中国のECモールで流通しているアパレル製品・生活雑貨などの商品が小ロット・多品種で調達できるBtoB越境ECサービス「THE直行便」の展開を2015年に開始。現在は40億点に及ぶ豊富な商品群を取り扱い、既に有料会員数は4万社を突破。アリババグループ傘下のAlibaba (China) Network Technology と中国最大級のBtoB ECモール「1688.com」における日本市場向け戦略的パートナーシップ契約を締結している。

「THE CKB X」は、「THE 直行便」を日本の大手小売企業向けにカスタマイズした新しいBtoB越境ECサービスとなる。企業が持つ調達システムとの連携や、UIの改善、専属サポートチームの設置など、より円滑な商品調達に向けてきめ細やかに対応する。

すでに株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが運営する「ドン・キホーテ」での導入が決定しており、アパレル製品や生活雑貨などの商品調達に活用される予定となっている。

BtoB越境ECサービス「THE CKB X」の展開について

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