中国GPUユニコーンの沐曦、上場カウンセリングを開始

(沐曦集成電路のウェブサイトより)

国産高性能GPU(画像処理半導体)の設計を手掛ける沐曦集成電路(METAX、上海市)は16日、A株上場を目指して上場カウンセリングの申請を開始したことが分かった。16日付界面新聞などが伝えた。

沐曦集成電路は2020年設立の中国有数のGPU設計企業で、米半導体大手、Advanced Micro Devices(AMD、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)出身者らから成る。23年にはAIトレーニングチップ 「MXC500」をリリース。同チップは7ナノメートル(nm)プロセスで、GPGPUアーキテクチャを採用し、CUDAと互換性があり、米NVIDIA(エヌビディア)のGPU「A100」「A800」のライバルとなる製品だ。

設立から1年も経たないうちに、同社はエンジェルラウンドからAラウンドまで4回の資金調達を完了し、調達総額は数十億元に達してユニコーンとなっていた。

沐曦

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