華為、6G研究のため衛星2基を打ち上げへ

中国移動と中国航天と共同で

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は今月中に、第6世代移動通信システム(6G)の研究開発(R&D)のため、通信キャリア大手の中国移動通信集団(中国移動、チャイナ・モバイル)と宇宙開発を手掛ける中国中央企業、中国航天科工集団(北京市)の3社共同で衛星2基の打ち上げを計画している。5日付証券時報が伝えた。

華為の徐直軍董事長は、世界アナリスト大会で「6Gを2030年ごろに市場に投入する方向だ。産業界とともに6Gの定義づけに取り組み、同時に6GのR&Dを行っている。6G時代が来るとは限らないが、到来に備えたい」と語った。

中国では科学技術部が19年に、37の産学研機構が参加した6G技術のR&Dチーム「IMT-2030推進グループ」を立ち上げた。6Gシンポジウムも多数開催し、通信分野に関する標準組織、国際電気通信連合(ITU)と、移動通信システムの標準技術仕様を策定する(3GPP)が6G関連規格の制定計画を提示。華為や米国半導体大手のクアルコム、韓国サムスンなどは6G関連のR&Dをす開始している。

IT之家の報道によると、中国国家知識産権局知識産権発展研究センターが今年初めに、6G通信技術分野の特許に関する報告書「6G通信技術専利発展状況報告」を公表した。世界特許出願件数は3万8,000件を超え、そのうち35%が中国からの出願で世界第1位となっている。

华为即将发射两颗卫星以抢占 6G 研发先机,产业链公司备受关注

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