中国、6GHz帯を5G/6G向けに解禁 7月から
中国工業信息化部は27日、改定版「無線周波数の区分規定」を発表した。世界に先駆けて、新帯域となる6ギガヘルツ(GHz)帯を第5世代移動通信システム(5G)/第6世代移動通信システム(6G)向けに解禁し、7月1日から適用する。
同部は今回の改定を通じて、6GHz帯のうち上部の6,425~7,125MHzのすべて、もしくは一部の周波数帯域を5G/6Gを含むIMT(国際移動通信)システムに割り充てる。
6GHzは中間周波数帯で唯一の広帯域リソースで、5Gまたは将来の6Gシステムの展開に極めて適している。中国の後押しの下、周波数帯の利用方法等を定める世界無線通信会議(WRC-19)では、6,425~7,125MHzを5G/6G向けに追加に割り当てるかを検討していくことが決まった。
しかし各国の足並みは揃っておらず、米国では、連邦通信委員会(FCC)が2020年に6GHz帯のすべて(5,925~7,125MHz)をWi-Fi用途向けとして開放する規則案を出し、同案は投票により可決された。