不動産大手の碧桂園、建設ロボットの新会社=作業の自動化進める

不動産開発大手の碧桂園控股(広東省仏山市、カントリー・ガーデン・ホールディングス)は18日、新ロボット会社、広東美房智高機械人を設立した。OFweek Robot Networkが伝えた。

新会社登録資本金は2,000万元(約3億2,040万円)で、深セン市に本拠を置く。事業内容にはロボットの研究開発や販売、産業用ロボットの設置と住宅修理、特殊機器のレンタル、資産管理や特殊機器の設計サービスなどを掲げている。

不動産開発では度重なる事故が問題となっている。碧桂園も不動産現場で数度の崩壊事故を起こした2018年7月、作業の安全化と自動化を目指しロボット開発の新会社、博智林機械人を設立した。同時に碧桂園の楊国強・最高経営責任者(CEO)は、5年以内に800億元以上をロボット分野に投資する計画を発表。同年9月には広東省順徳区内にロボットの開発拠点「機械谷(ロボットバレー)」を設立し、同年12月には清華大学と共同ロボット研究所を設けた。

碧桂園は19年、ロボットの研究開発(R&A)に19億7,000元を投じた。集合住宅開発「順徳碧桂園風桐園プロジェクト」では9モデル、43台の建設ロボットを導入している。

博智林の劉震副総裁によると、同社は現在4,000人を超える研究開発要員を抱え、そのうち20%以上が修士・博士課程修了者で、120人以上が海外で留学などを経験した高度専門人材という。6軸マニピュレーターは100台以上が納品され、500台の受注も獲得していることも明らかにしている。

碧桂园投2000万元再设立新机器人公司,现手握订单超过500台

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