スマホの衛星通信、中国で標準規格主導へ 華為など29社が参画

中国の非地上系ネットワーク(NTN)作業部会のメンバー(リリースより)

中国は携帯電話向け衛星通信サービスの国際標準化を先導するため、作業部会を発足したことが分かった。メンバーには華為技術(ファーウェイ)や中国移動(チャイナモバイル)、台湾のファブレス半導体設計企業である聯発科技(メディアテック)など29組織・企業が参加しており、12日に同グループの初の会合を上海市で開いた。IT之家が伝えた。

4月に発足したのは、国際電気通信連合(ITU)が無線インタフェースの標準化を目指す「IMT-2020」(5G)に則った「非地上系ネットワーク(NTN)作業部会」。衛星インターネット技術・規格の研究を行い、製品開発・検証を向上させ、衛星インターネット産業の発展を促進するのが狙い。携帯電話の衛星接続技術や高軌道と低軌道の衛星に基づく技術パイロットプロジェクトを実施する。

華為が4月、最新スマートフォン「Mate 50」シリーズで、中国の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」の衛星通信技術を国内で初めて搭載して以来、多くのメーカーやソリューションプロバイダーが同技術の実験などを開始している。

IMT-2020(5G)推进组NTN工作组第一次会议在上海召开

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