トヨタ、米国部品工場に8800万米ドルを追加投資 

トヨタ自動車は、アメリカによる輸入車・自動車部品への関税引き上げの動きを受け、米国での投資と生産を強化する一環として、ウェストバージニア州にある自動車部品工場へ8800万ドル(約132億円)を追加投資することを明らかにした。日本経済新聞などが伝えた。

今回の投資により、トヨタはハイブリッド車(HV)向けの変速機(トランスミッション)を組み立てる新たなラインを導入する予定だ。この変速機は、トヨタおよびレクサスの車両に搭載されるパワートレインの中核部品であり、2026年下半期からの稼働を見込んでいる。

同工場ではすでにエンジンや変速機の生産を行っており、今回の追加投資により、トヨタのウェストバージニア州工場への累計投資額は28億米ドルを超えることとなる。

トヨタは現在、日本、米国、欧州、中国においてハイブリッド車の主要部品を製造しており、今後は米中両国において、部品生産から最終組み立てまでを一貫して行うハイブリッド車の現地生産体制を構築する考えだ。

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