BYD、最新ハイブリッド技術を発表 航続距離2100km

トヨタも同日に次世代エンジン

BYDのプラグインハイブリッドシステム「DM-i」第5世代版と同システムを搭載した「海豹06 DM-i」(同社リリースより)

新車販売台数世界トップのトヨタ自動車と、新エネルギー車販売世界トップのBYDが28日、そろって自社のハイブリッド技術の最新の動向を対外的に披露した。ハイブリッド技術をめぐる日中メーカーの競争は最終局面に入っている。

BYDはこの日、独自のプラグインハイブリッドシステム「DM-i」の第5世代版を発表した。航続距離を2,100キロメートルに延ばし、エンジンの最高熱効率は46.06%、燃費性能は2.9L/100kmと、ともに「世界最高」を謳う。同システムを搭載した「秦L DM-i」と「海豹06 DM-i」を9万9800元(約216万円)で発売する。

トヨタは同日、自社で開発を進める、電動化に適した次世代エンジンを公開した。ハイブリッド動力やプラグインハイブリッド動力と組み合わせ可能で、従来品と比較して体積を10%低減するとともに、熱効率を30%高めた。

プラグインハイブリッド車(PHV)は中国の新車販売市場における新たな成長分野となっている。23年の販売台数は前年比85%増加し、うちBYD車で360万台超を数えた。中国国内で販売されたPHVの2台に1台がBYD車だったことになる。

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