中国LiDARメーカー存在感、次世代カーで米国と一騎打ちも

(禾賽科技のリリースより)

中国のLiDAR(ライダー)メーカーが存在感を強めている。今年1月にラスベガスで開催された「CES2024」では、上海禾賽科技(Hesai)、図達通智能科技(Innovusion)、速騰聚創(RoboSense)の中国LiDAR「ビッグ3」がそろって出展し、最新の製品、技術を披露した。

禾賽科技が新たに発表した「AT512」は、独自開発のLiDAR-ASICを採用した次世代プラットフォーム搭載の高精度3D-LiDARセンサー。最長400mまでの長距離ロングレンジに対応するとともに、超高解像度を実現した。

速騰聚創は香港証券取引所に上場後、LiDARメーカーの時価総額世界ランキング首位に立った。「CES2024」で、自動運転レベル3に対応した超長距離LiDAR「M3」を発表した。

(速騰聚創のリリースより)

自動運転の目と言われるLiDARは、レーザー光を照射して周囲の物体までの距離を高精度に測定する。中国のLiDARメーカーは技術を進化させて、電気自動車(EV)や自動運転車といった次世代自動車のサプライチェーンの中で存在感や重要性を増している。

特許調査などを行っているパテント・リザルトによると、中国企業によるLiDAR技術関連の特許出願は2万5,957件で、2位の米国を8,000件近く上回って世界最多だ。速騰聚創の23年のLiDAR出荷台数は25万6,000台で、企業別の世界最多を更新した。

自動車新時代の技術競争は、中国と米国の一騎打ちとなる公算が大きい。日本、韓国、ドイツも自動運転車を製造しているものの、スマートコックピットのプロセッサ技術や自動運転向けAIチップ技術を持たないためだ。米国はこれらの技術を擁する上、LiDARの実証実験を大規模に展開している。ただ、米国は車載電池技術で中国に後れをとっているほか、LiDARの領域でも、コスト競争力で中国に劣っているという。

禾赛科技

速腾聚创

图达通智

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