中国、LiDARなど一部技術の輸出規制へ
中国商務部は1月28日、科学技術部などとともに、「中国輸出禁止・制限技術目録」の改定に関する意見公募を正式に締め切った。 改定後の輸出禁止技術24品目、輸出制限技術115品目を含む合計139品目となっている。輸出禁止技術には、集積回路(IC)製造、太陽電池シリコンウエハー、半導体デバイス製造、自動運転に欠かせない高性能センサー、LiDAR(ライダー)なども追加された。
今回の改訂では、2020年版から大幅な削除を行うとともに、一部の技術項目の管理ポイントを絞り込み、国際技術協力強化のための積極的な条件整備を行った。 改訂版によると、輸出禁止項目案はIC、レアアース、無機非金属材料、宇宙船、ロボット、地図作成、コンピュータネットワーク、宇宙データ通信、衛星応用、細胞クローンおよび遺伝子編集、測地学などの技術を対象としている。
チップ半導体関連の輸出制限項目は、太陽電池シリコンウエハー作成技術、電子デバイス製造技術、半導体デバイス製造技術、センサー製造技術など。
輸出制限の項目には、人工知能(AI)関連技術に関連する管理項目が多数含まれている。 今回の改正では、中国語の外国語翻訳技術の輸出制限範囲は、機械翻訳システムスコア4.5以上で、音声認識、音声合成、人工知能対話インターフェース、知的マーキングなどの技術の制限範囲は、中国語と少数民族言語であることが明確に示された。
またドローン技術、コンピュータハードウェア・外部機器製造技術、通信伝送技術、コンピュータネットワーク技術、情報処理技術、高性能試験技術、音響工学技術など36の技術項目については、制限リストを絞り込んでいる。