「CES 2023」、中国LiDARメーカー存在感

上海禾賽科技は昨年11月に国内向けに発表した量産車向けLiDAR「FT120」を出品(同社リリースより)

1月5~8日に米ラスベガスで開催されたハイテク技術見本市「CES 2023」では、自動運転車の「目」となる「LiDAR(ライダー)」を開発する複数の中国企業が初出展し、存在感を示した。

LiDARスタートアップの上海禾賽科技は、昨年11月に国内向けに発表した量産車向けLiDAR「FT120」を出品した。

「FT120」は全固体レーダーを用いた近距離二次元LiDAR。100°(H)×75°(V)の超広角視野で、最大検出距離は100メートル。高性能と小型化を同時に成立させることで、自動運転車の設計やデザインの自由を高めた。

深セン市速騰聚創科技は、昨年11月に国内で発表した「E1」シリーズの新型「RS-LiDAR-E1」と、第2世代スマートLiDAR「M」シリーズの複数製品を出展した。

「E1」は、速騰が全固体化レーダープラットフォーム向けに開発した独自チップと二次元電子スキャニング技術を搭載。電気回路設計と生産工程を大きく簡素化し、コストパフォーマンスを高めた。

「M」シリーズは、速騰が独自に開発した二次元MEMSスキャニングチップを採用。高性能化と低コストを実現するとともに、継続的なアップグレードを通じて、自動車メーカー各社のニーズに対応する。

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