中国初のL3自動運転車両が承認、実証段階から商用化へ重要な一歩

中国工業情報化部は15日、中国で初めてとなるL3(条件付き自動運転)レベルの自動運転車両に対する型式認可を発表した。都市部の渋滞環境および高速道路向けに設計された2車種が、北京および重慶の指定エリアで公道走行の実証運用を開始する。これは、中国におけるL3自動運転が試験段階から商用化応用へと移行する重要な節目を意味する。
今回認可された1車種目は、中国国有自動車大手、重慶長安汽車の純電動(BEV)セダン「SC7000AAARBEV型」で、高速道路および都市快速路における単一車線内の自動運転機能を備え、交通渋滞時には最高時速50キロメートル(km)での自動走行が可能となる。現時点では、重慶市の内環快速路、新内環快速路(高滩岩立交―頼家橋立交区間)、および渝都大道(人和立交―空港立交区間)など、指定された道路区間に限定して機能が有効化される。
2車種目は、中国大手自動車メーカー、北京汽車集団傘下で、電気自動車(EV)メーカー北京藍谷極狐汽車科技(Arcfox、北京市)の純電動セダン「BJ7001A61NBEV型」で、高速道路および都市快速路の単一車線内において、最高時速80kmまでの自動運転を実現する。現在は、北京市内の京台高速(大興区旧宮新橋―空港北線高速)、空港北線高速(大渠南橋―大興空港高速)、および大興空港高速(南六環―空港北線高速)といった指定区間に限って運用される。
両自動車メーカーはすでに、関連する製品試験および安全評価をすべて完了し、要件を満たしている。今後は、重慶では重慶長安車聯科技、北京では北京出行汽車服務がそれぞれ運用主体となり、指定エリア内での公道走行実証を進める予定である。
工業情報化部は今後、関係部門や地方主管機関と連携し、車両運行のモニタリングおよび安全確保を強化するとともに、実証運用で得られた経験を踏まえ、スマートコネクテッドカーに関する参入管理や標準・法規体系の整備を継続的に進め、中国のスマートコネクテッド新エネルギー車産業の高品質な発展を後押ししていく方針だ。



