上海市、自動運転試験走行向けに高速道路を開放
上海市嘉定区は7日、区内の一部の高速道路を自動運転車の試験走行向けに正式に開放した。自動運転の走行試験ができる上海で第1弾の高速道路となる。智能制造網が伝えた。
開放したのは、上海市内を環状につなぐ「繞城高速公路」の嘉定区間21.5キロメートルと、北京市と上海市を結ぶ「京滬高速公路」の嘉定区間19.5キロメートル。同時に、区内の公道303本も開放しており、試験用道路の総延長は500.6キロメートルとなる。
上海市ではこれまでに、自動運転車の試験用道路として公道926本を開放した。総延長は1,800キロ、実測ポイントは1万5,000カ所に達し、いずれも全国トップレベルにある。
上海市政府はこの日、中国最大規模のコンテナ港である洋山深水港でコンテナ輸送業務を手掛ける上海海通国際汽車物流と、大型トラック向け自動運転システムの開発を行う上海友道智途科技の2社に対し、貨物の積卸し自動化テストを進めるための事業許可証を交付した。この種の事業免許は世界初という。