華為、純利益は30%減 スマートカー・ソリューションが初の黒字化

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)は3月31日が発表した2024年通期決算によると、売上高は前年比22%増の8621億元(約17兆7000億円)と、19年の8588億元を上回り、20年の8914億元に次ぐ過去2番目の高水準となった。

一方、、純利益は28%減の626億元となった。研究開発(R&D)向け投資は1797億元に達し、年間売上高の約20.8%を占めた。また過去10年間に投資した研究開発費の累計は1249億元以上となった。

売上高を事業セグメント別にみると、ICTインフラ事業は前年比4.9%増の3699億元、スマートフォンなど端末事業は38.3%増の3390億元。クラウドコンピューティング事業は8.5%増の385億元。デジタルエネルギー事業は24.4%増の687億元、スマートカー・ソリューション事業は474.4%増の264億元、その他の事業は79%増の196億元だった。

売上高を地域別でみると、中国区は30.5%増の6153億元。 欧州・中東・アフリカ地域は2.1%増の1484億元、アジア太平洋地域は5.5%増の433億元、米州は2.7%増の363億元、その他の市場は69.4%増の188億元だった。

華為は「中国市場が30%の高い伸びとなったのは、中国のデジタル化・スマート化、低炭素の変革プロセスの加速から恩恵を受けたもの。コンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、エネルギー、端末、スマートカー・ソリューションの各分野での総合的な強みをフルに発揮し、全産業で効果的な成長を遂げた」と説明した。

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