中国が車載半導体の国家標準策定へ、25年までに30項目

中国の工業和信息部は8日、車載半導体の国家標準制定に向けたガイドライン(指針)を発表した。ガイドラインは、「我が国の車載半導体技術の現状や産業応用の需要に基づき、健全な国家標準システムを段階的に確立する」と明記。2025年までに30項目以上、30年までに70項目以上の国家標準の策定を目指す方針を掲げた。

ガイドラインによると、25年までの標準策定では、「環境・信頼性」「電磁両立性」「機能安全」「データセキュリティー」の4分野で基礎的な要件を明確にし、制御、データ保存、通信チップなどの重要製品と応用技術を巡る規格を制定する。

30年までには、製品・技術応用、製品試験に対する汎用要件をさらに補完し、車載半導体の典型的な応用シーンとその試験方法を規範化。安全かつ開放的で、持続可能な車載半導体産業生態系を構築するための環境を整える。

工業和信息部は、「半導体は自動車電子システムのコア部材であり、自動車産業の転換・レベルアップを実現する上で重要な土台である。コンシューマー機器向けや工業向けと比較して、車載半導体の活用シーンはより特殊であり、環境適応性、信頼性、安全性に対する要求はより高いため、実際の需要を十分に考慮しながら、有効的に国家標準の策定作業を進めて、自動車技術の向上と産業発展を後押ししていく必要がある」と表明した。

工业和信息化部办公厅关于印发国家汽车芯片标准体系建设指南的通知

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