中国政府、ヒューマノイドロボットの開発を促進
中国工業情報化部は2日、ヒューマノイド(人型)ロボットの開発を促進する指導意見「人型ロボットの革新的な発展のための指導」を発表した。AI(人工知能)や半導体、新素材などの先端技術を統合して製造業や人々の生活に役立つヒューマノイドロボットの開発を加速するよう求めている。
指導意見では、2025年までに、ヒューマノイドロボットの「脳」「小脳」「手足 」に関係するいくつかの重要な技術のブレークスルーを実現する。それぞれの製品全体が国際的な先進レベルに達し、大量生産を実現し、製造業や人々の生活サービスへの導入を目指す。また、世界的な影響力を持つヒューマノイドロボットの大手企業を2〜3社育成、中小企業を1社育成し、各技術に特化した関連企業を2〜3社育成することなどを目標に掲げた。
さらに27年までに、「ヒューマノイドロボット技術の革新能力が大幅に向上し、安全で信頼できる産業のサプライチェーンシステムが形成され、国際競争力を持つ産業エコシステムが構築され、総合力が世界先進レベルに達する。 産業は加速的に大規模な発展を実現し、応用・導入分野が拡大し、関連製品は実体経済に深く溶け込み、経済成長の重要な新エンジンになること」を目指している。