レーザー加工設備の逸飛激光、上海証券所の科創板でIPO

(逸飛激光のウェブサイトより)

中国精密レーザー加工設備の開発・生産を手掛ける武漢逸飛激光股フン(湖北省武漢市)が7月28日、中国版ナスダックとされる上海証券所の科創板(スターマーケット)に上場した。今回のIPOで、逸飛激光は精密レーザー加工専用機、電池セル自動組立ライン、電池モジュール・パック自動組立ラインなどの製品の生産能力を拡大・アップグレードするほか、スマートレーザー溶接システムの研究開発(R&D)に注力する。

逸飛激光は各種精密レーザー加工設備を生産する。リチウム電池製造の分野では円筒形全極電池コア組立装置シリーズを開発し、製品は寧徳時代(CATL)や国軒高科(Gotion High-tech)、恵州億緯リ能(リ=金へんに里、EVE Energy)など電池メーカーに納入している。

2022年の売上高は5億3,900万元(約106億9,400万円)、親会社株主に帰属する純利益は9,389万4,200元だった。

智能製造網によると、中国のレーザー加工装置産業の市場規模は22年に前年比13.3%増の930億元に達した。 23年は12.9%増の950億元に達すると予想されている。 市場セグメント別では、22年のレーザー切断装置産業の市場規模が16.7%増の311億3,000万元、23年が15.6%増の360億元に達する見通しだ。

武汉逸飞激光股份有限公司 688646

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