富士康とエヌビディア、自動運転プラットフォームを共同開発
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)と米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)3日、自動運転車のプラットフォーム開発で提携すると発表した。Tech Webがロイターの報道を引用して伝えた。
富士康は、エヌビディアの車載半導体「DRIVE-Orin」をベースとした車載電子制御ユニット(ECU)を製造し、世界の自動車市場に供給する。また、富士康が生産する電気自動車(EV)に、高度に自動化された運転機能を実現する「DRIVE Orin ECU」と「DRIVE Hyperion」センサーを搭載する。
エヌビディアは2019年に「DRIVE-Orin」を発表し、2022年3月に量産をスタートさせた。毎秒254兆回の演算を実現し、理論上ではアップグレードを繰り返して、将来的にはレべル5の自動運転システムにも対応可能とされる。
冨士康は今年、EV事業を一段と拡大させる。すでに独自のEVプラットフォームと、それをベースに開発したEVモデルを複数発表した。