住友ゴム、独自のソフトウェア技術「センシングコア」を中国の商用EVへ搭載

住友ゴム工業(DUNLOP)は4日、タイヤや車両、路面の状態を検知する独自のセンシング技術「センシングコア」の「タイヤ荷重検知」と「タイヤ空気圧検知」が、中国商用電気自動車(EV)市場の重慶瑞馳汽車実業の新型商用EV「瑞馳C5」に搭載されたと発表した。センシングコアの中国展開は今回が初めて。
タイヤ荷重検知は、荷物の積載量や積載位置の変化をリアルタイムに検知し、検知結果を車両制御に提供する。積載状態の変化によって生じる「発進・停止・旋回時の不安定な運転フィーリング」を抑制し、ドライバーの負担軽減や荷物の安定輸送に貢献する。
中国では電子商取引(EC)需要の拡大を背景に、都市部における短距離・高頻度配送が急増している。とりわけ先進運転支援システム(ADAS)を備える車両では、一定の積載状態を前提とした制御が行われるため、実際の積載状態と制御との間にずれが生じ、ドライバーの快適性や荷物の安定性に影響を及ぼすケースが見られる。その結果、商用車両においては、積載状態に左右されにくい、加減速制御の滑らかさや安定性が、これまで以上に重視されるようになってきた。この度、これら一連の課題に対する有効な解決策として当社のタイヤ荷重検知が採用された。また追加センサーを必要とせず、既存車両の構成を変えずに導入できる点に加え、コスト面でのメリットも大きな決め手となったとしている。
同機能は今後、瑞馳社の他モデルへの展開も予定されている。



