華為、自動運転技術搭載車を初公開

北京新能源汽車と共同で開発

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は15日、電気自動車(EV)を手掛ける北京新能源汽車と共同で開発した、EV「極狐阿爾法S(ARCFOX αS)華為HI版」を公表した。上海のモーターショーで、ファーウェイの自動運転技術を搭載したEVの初公開となった。両社は自動車と情報通信技術(ICT)の研究開発(R&D)を強化、長期的な事業戦略を見込んでいる。15日付新華社新聞が伝えた。

試乗では、車両の走行状況は比較的安定しており、信号機で停止、自動で左折、交差点では他の車両を回避、歩行者へのマナー、道路変更などを実証。都市部で通勤による混雑した状況下でも、自動運転ができることを示した。R&Dチームによると、ファーウェイの自動運転技術は、都市部で1,000キロメートルの自動運転が可能だ。

ファーウェイは、提携している自動車メーカーの北汽新能源、長安汽車、広州汽車とそれぞれ将来的に3つのサブブランドを構築する。このうち、北汽新能源と共同で開発した「極狐」は、今年第4四半期(10~12月)に新シリーズを発表する予定だ。新型車には「HUAWEI INSIDE」を表す「HI」の LOGOを表記。この新型車には、ファーウエイの高級自動運転システムとスマートカーソリューションを搭載する。

ファーウェイの徐直軍(輪値董事長)氏は、「ファーウェイの戦略は、自動車メーカーがより良い自動車を開発する支援をすること。当社は、自動運転ソフトウエアへの投資を続けていく」と述べた。

华为自动驾驶技术全球首次公开试乘

https://new.qq.com/omn/20210415/20210415A0EENZ00.html

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