百度、高精度AIモデルを自動運転技術に導入
中国インターネット大手の百度(バイドゥ、北京市)は11月29日、テクノロジーオープンデー「Apollo Day」のオンラインイベントを開催し、自社の自動運転オープンプラットフォームである「Apollo(アポロ)」に基づく次世代の自動運転向け地図を披露した。同時に、同社の高精度なAIモデル「文心ビッグモデル」を自動運転技術に導入すると発表した。
百度の自動運転技術専門家の黄際洲氏は、「自動運転用の高精度3次元地図(ダイナミックマップ)において、AIはコストパフォーマンスを高めるキーエンジンである」と説明。百度の高精度地図は、製作過程の自動化率が96%に達したことを明らかにした。
同じく百度の自動運転技術専門家の陳競凱氏は、「百度は確かなAI技術を基盤にして、安全、スマート、高効率な自動運転技術体系を創り上げ、完全無人タクシーの商用化を実現した。新たな都市で完全無人タクシーを走らせるまでに要する期間は20日に短縮している」と説明した。
百度は同イベントで、2023年に完全無人タクシーの走行エリアを一段と広げ、世界最大の完全自動運転サービスエリアを構築すると宣言した。