百度、上海市でも完全自動運転タクシーサービス開始へ

(百度のニュースリリースより)

中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は22日、上海市で完全自動運転タクシー(ロボタクシー)の試験運用許可を取得したと発表した。傘下の自動運転タクシー配車プラットフォーム「蘿蔔快跑」が上海浦東新区で運転手不要の完全無人自動運転タクシーを走らせる。百度は3月17日、北京市での完全自動運転タクシーの試験運用を許可されたばかり。

百度は2013年に自動運転技術の開発に着手し、17年に世界初となるオープンソースの自動運転開発プラットフォーム「アポロ」を発表した。同社のL4(特定の条件下における完全自動運転)技術搭載車両の試験走行距離は5,000万キロメートルを超えた。

蘿蔔快跑はすでに、北京市、上海市、広州市、深セン市、武漢市、重慶市などで、有人の自動運転タクシーサービスを展開している。

自動運転トラックを開発する中国のスタートアップ、図森未来(TuSimple、北京市)も22日、上海市で完全自動運転タクシーの試験運用許可を取得したと発表している。

■中国初の完全自動運転条例

上海市浦東新区政府は22日、「上海浦東新区促進完全自動運転スマートカー創新応用条例」の実施規則も同時に公布した。

中国初の完全自動運転スマートカーの革新的応用に関する地方規則で、L4レベルの完全無人自動車の商業化を加速させ、臨港新区での走行テスト、実証応用、実証運転、商業化運転などの革新的応用活動に法的基盤を提供するものとなっている。


百度萝卜快跑全无人自动驾驶下一站上海浦东

上海市浦东新区促进无驾驶人智能网联汽车创新应用规定

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