華為、26年Q1に最新プロセッサ「昇騰950PR」投入へ

(華為技術の発表より)

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)は18日、広東省深セン市で開催した「華為(ファーウェイ)全聯接大会2025」で徐直軍氏が登壇し、2026年第1四半期(1〜3月)に同社の最新プロセッサ「昇騰(Ascend)」シリーズの「昇騰950PR」を発表する計画を明らかにした。950PRは華為自社開発のHBM(高帯域幅メモリー)を採用する。

さらに26年第4四半期(10〜12月)には「昇騰950DT」を、27年第4四半期に「昇騰960」、28年第4四半期に「昇騰970」をそれぞれ投入する計画だ。

また、同社は昇騰950をベースにした世界最強ノード「Atlas 950 SuperPoD」を構築する計画も発表。このノードは8192基のNPU(ニューラル処理ユニット)を搭載し、FP8で8 EFLOPSの演算性能、16.3 PB/sのメモリ帯域幅を実現。トレーニングスループットは4.91mn TPSに達するとされる。

さらに、Ascend 950DTおよび960を基盤とする「Atlas 960 SuperPoD」も構築予定で、こちらは1万5,488基のNPUを備え、FP8で30 EFLOPS、FP4で60 EFLOPSの性能を発揮するという。

昇騰シリーズは現在、華為のAIコンピューティング戦略の中核として位置づけられ、チップからサーバー、産業応用まで一体型のエコシステムを形成。25年の関連企業の受注は軒並み倍増する勢いを見せている。徐氏は「コンピューティングは過去も未来もAIの核心であり、中国のAIにとっても鍵だ」と強調した。

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