半導体検査装置メーカーの中導光電、A株上場に向けIPO準備開始

(中導光電の微信より)

汎半導体検査装置メーカーである中導光電設備股フン(広東省肇慶市)が7日、広東証券監督管理局でIPO(株式公開)に向けた指導登録手続きを完了し、A株市場への上場準備を進めていることが明らかになった。同社は光電装置や検査装置、および関連技術の研究開発と製造を手掛けている。愛集微が8日伝えた。

指導報告書によると、3i Systems Corporationが中導光電の株式5,803万5075株(持株比率31.83%)を保有し、筆頭株主かつ実質的な支配株主となっている。

中導光電は2006年創業。ディスプレイパネルや半導体ウエハー前工程の「有パターン」自動光学検査装置を大規模量産。国内外の大手ディスプレイパネルメーカーや半導体ウエハーメーカーに高性能な検査装置とサービスを提供し、歩留まり向上や生産効率改善、コスト削減を支援している。主力製品は平板ディスプレイ検査装置(サブミクロン級の感度で前工程に適用)、半導体検査装置(ナノメートル級感度で無パターン/有パターン検査に対応)、太陽光発電用検査装置(太陽電池セルやシリコンウエハー検査技術)といった三大分野をカバーする。

同社は北京市や四川省成都市に支社、広東省肇慶市や江蘇省蘇州市に生産拠点を持ち、米カリフォルニアにも研究開発(R&D)センターを設置。全国をカバーする顧客技術支援ネットワークを構築している。

今年6月には複数の著名大手ファンドから約1億元(約20億4000万円)規模の新規資金調達を実施し、ディスプレイパネルおよび半導体分野の研究開発や高性能半導体製品群の拡充に投資する方針を示した。現在、90ナノメートル(nm)から40nmプロセスノードに対応する前工程ウエハー欠陥検査製品の量産を進め、業界トップ顧客の製造ラインへの展開を加速している。また、より高感度な次世代試作機を顧客検証に投入する計画もある。

さらに今年7月には、瞻芯電子と戦略的パートナーシップを締結。炭化ケイ素(SiC)パワー半導体製造の重要工程における歩留まり改善と、コア検査装置の国産化代替を共同で推進していくとしている。

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