トヨタ中国、初の華為OS搭載セダンを26年に投入へ

トヨタ自動車は5月31日、同社として初めて中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)の「鴻蒙(HarmonyOS)」車載システムを搭載するDセグメントの電動(EV)セダン「鉑智7(bZ7)」を2026年に中国市場で発売する計画を明らかにした。
鉑智7は、トヨタの純電動車(BEV)専用シリーズ「TOYOTA bZ」ファミリーの新たなフラッグシップモデルとして位置づけられ、スマート化・高級志向を強める中国市場において、次世代車載体験を提供することを目指す。
今回の発表は、広東省広州市で開催された「2025年粤港澳大湾区国際自動車博覧会」におけるもので、トヨタはbZシリーズ全モデルを一堂に展示し、電動化戦略をアピールした。トヨタにとって、HarmonyOS搭載車の投入は中国ユーザーのデジタル体験ニーズに応える重要な一歩となる。