文遠知行、サウジ市場に進出=自動運転サービスの商用展開に向け始動

中国の自動運転スタートアップ、広州文遠知行科技(WeRide、広東省広州市)は27日、サウジアラビア市場への本格進出戦略を発表した。第一段階として、同社はすでに首都リヤドや観光都市アルウラなど、サウジの主要都市において自動運転車「Robotaxi(ロボタクシー)」「Robobus(ロボバス)」「Robosweeper」のテストおよび初期展開を実施しており、同国全土での商用化に向けた土台を築いている。
文遠知行は今後数カ月以内に、配車アプリ「Uber」上でRobotaxiの試験運用を開始するとし、2025年内にはサウジアラビア国内での本格的なRobotaxiの商用運行サービスを展開する予定だ。
同社はすでに中国やアジア諸国を中心に自動運転技術の実用化を進めており、今回の中東進出はグローバルな事業拡大における重要な一手と位置づけられている。