均勝電子、V2X通信や急速充電事業などで進展

中国自動車部品メーカーの寧波均勝電子(浙江省寧波市)が、V2X(Vehicle to Everything)通信や800ボルト(V)高電圧急速充電システムなど自動車向けの各種電化製品事業を加速している。V2X事業では単発の受注額が9億元(約177億9,300万円)、急速充電は約5億6,000万元を見込んでいるという。

同社子会社である順聯智星はこのほど、欧州の自動車メーカーから単発のV2X事業を受注した。同事業による将来的な受注額は約9億元となる見通しで、量産開始は2024年を予定している。また同社の22年のV2Xなどスマート電動化関連の受注総額は約80億元に上る見通しだ。

また子会社の均勝普瑞(Preh GmbH)もこのほど、欧州自動車メーカーから800ボルトのBMS(バッテリー・マネジメント・システム)を受注した。電動化車両の航続距離延長と高速充電に対応するもので、受注額は約56億元、23年の量産開始を計画している。800V高圧急速充電器の今年度の受注総額約90億元に上るとした。

子会社の順盛科技も、国内の有名自動車メーカーから自律運転用高演算領域コントローラー・プラットフォームの共同開発を受注した。米大手半導体メーカー、エヌビディア(NVIDIA)の自律運転車両チップ、Orinをベースにした高解像度ドメイン制御プラットフォーム(ADドメインコントローラー)を提供し、L2+(部分運転自動化)や高速道路や市街地でのシナリオや自動駐車システム(AVP)を実現する予定。ADドメインコントローラーの量産開始は24年を予定している。

均勝電子はV2X通信などでも事業を加速している(同社リリースより)

均胜电子汽车电子业务发展迅猛 新获智能网联、 800V高压快充、智能驾驶项目定点与合作

https://www.gkzhan.com/news/detail/147100.html

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