印タタ・エレクトロニクス、台湾ペガトロン・インディアの株式60%を取得

インドのタタ・グループ傘下のTata Electronics(タタ・エレクトロニクス)は24日、台湾のエレクトロニクスメーカー、和碩聯合科技(ペガトロン)がインドのチェンナイに持つ米Apple(アップル)の人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の組み立て合弁工場、ペガトロン・テクノロジーズ・インディア(PTI)の株式60%の買収を完了したと発表した。

タタ・エレクトロニクスによると、PTIは新しい所有形態と事業の方向性を反映するためにブランド名を変更し、高品質のエレクトロニクス製造サービスを提供し続ける。

タタ・エレクトロニクスのRandhir Thakur(ランディール・タクル)最高経営責任者(CEO)兼マネージング・ディレクターは声明の中で、「ペガトロニクス・インディアの株式の過半数を取得することは、製造拠点を拡大するというタタ・エレクトロニクスの戦略に沿ったもの。新工場が完成し、当社のインド事業が拡大することで、AI(人工知能)、デジタル化、テクノロジー主導の製造業の新時代が到来することを楽しみにしている」と述べた。

タタ・エレクトロニクスは2024年3月、台湾EMS(電子機器の受託製造サービス)大手の緯創資通(ウィストロン)のインド事業(カルナータカ州ナサプラ)も買収している。タタ・エレクトロニクスのN Chandrasekaran会長はこのほど、「今後24カ月で9つの新工場を開設する計画で、エレクトロニクスと半導体に180億米ドルを投資する」と述べている。

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