NIO、中国初のステアバイワイヤ技術搭載モデルが量産許可取得
中国電気自動車(EV)メーカーの上海蔚来汽車(NIO、上海市)は9日、自動車のステアリングホイールとタイヤを電気信号で接続してタイヤ角を制御する「ステア・バイ・ワイヤ(SBW)」技術を搭載したEVモデル「ET9」が、中国工業情報化部の量産認可を取得したと発表した。
蔚来汽車はまた、 ステア・バイ・ワイヤ の国家標準規格の策定にもコアメンバーとして参画し、実際の量産モデルを持つ唯一の企業となる。
「ステア・バイ・ワイヤ」は、自動車の走行安定性と伝達効率を大幅に向上させるフルパワーステアリングシステムで、L3(条件付き自動運転)以上の自動運転機能を実現するために必須の技術ともされている。
米EV大手のTesla(テスラ)のピックアップトラックEV「Cybertruck(サイバートラック)」もステア・バイ・ワイヤ機能を搭載している。