イノディスク、AIサーバ向け先進CXLメモリ・モジュールを発表
台北、2024年9月5日 /PRNewswire/ — 世界をリードするAIソリューション・プロバイダーであるInnodisk(イノディスク)は、最先端のCompute Express Link(CXL)メモリ・モジュールの発表により、イノベーションの限界を押し広げ続けています。このモジュールは、AIサーバとクラウド・データ・センターの需要の急増に対応するために設計されました。このテクノロジーを提供する数少ないモジュール・メーカーとして、イノディスクはAIと高性能コンピューティングの最前線に立っています。
AIサーバの需要は急速に高まっており、Trendforce(トレンドフォース)の調査(2024)によると、これらのシステムは、2024年までにサーバ市場の約65%を占めると予想されています。この伸びにより、AIサーバが効率的に動作するには、少なくとも1.2 TBのメモリが必要となり、メモリ帯域幅と容量の拡大が緊急の要件となりました。従来のDDRメモリ・ソリューションでは、特にCPUコアの数が増え続けるにつれて、これらの要件を満たすのがますます困難になっています。これにより、CPUリソースが十分に活用されない、異なるプロトコル間の遅延が増加するなどの問題が生じます。
イノディスクのCXLメモリ・モジュールは、従来のDIMMチャンネルの制限を克服し、サーバ・システムのパフォーマンスを大幅に向上させることで、これらの課題を解決します。このモジュールは、PCIe Gen5 x8インターフェイスを介して32 GB/秒の帯域幅および最大32 GT/秒のデータ転送速度をサポートし、AIワークロードに不可欠な高速処理機能を保証します。64GB CXLメモリ・モジュールを4個、128GB DRAMモジュールを8個搭載したサーバでは、メモリ容量を30%、帯域幅を40%増加できます。それにより、追加のDIMMスロットがなくてもAIサーバの厳しいメモリ要件を満たすことができるため、ハードウェア・アーキテクチャを最適化し、システムの複雑さを抑えることができます。さらに、CXLメモリ・モジュールは、メモリ・プーリングを使用できます。それにより、CPUとコンポーネント間のメモリ・リソースの共有を最適化し、冗長なメモリ使用を大幅に削減して、システム全体の効率を向上させます。
イノディスクのCXLメモリ・モジュールは、EDSFF規格に基づくE3.S 2Tフォーム・ファクターを備えています。このデザインにより、柔軟にメモリを拡張し、サーバ内で簡単にモジュールを交換できるため、コストと複雑さを最小限に抑えながらシームレスな統合が保証されます。CXLは、業界の主要企業が推進するオープン・スタンダードであり、クラウド・データ・センター、ネットワーク通信、エッジ・サーバの用途に欠かせない包括的なエコシステムに急速に発展すると予測されています。
イノディスクは、この高度なCXLメモリ・モジュールの出荷を2025年第1四半期に開始する予定です。このリリースは、最先端のソリューションでコンピューティングの未来をリードするというイノディスクの姿勢を示すものです。