BYD、地平線の車載AIチップ「征程5」採用
23年に自動運転車を投入へ
自動運転向け人工知能(AI)チップを開発する中国のスタートアップ、地平線機器人(北京市、ホライズン・ロボティクス)」はこのほど、電気自動車大手の比亜迪(広東省深セン市、BYD)に車載AIチップ「Journey 5(征程5)」を提供する業務提携契約を締結と発表した。BYDは「征程5」採用を公式に発表した第1号企業となり、2023年にも「征程5」を搭載した自動運転車を市場投入する。
BYDはこれ以前に地平線に戦略出資しており、2社は資本提携から業務提携へと協力関係を深める。
「征程5」は地平線が自動運転L4(特定の条件下で完全自動運転)向けに開発した第3世代車載チップで、高度な演算力と性能を兼ね備える。シングルチップのAI処理能力は128 TOPSで、16台のカメラを認識、処理できる。