地平線の車載チップ「征程5」、自動運転トラックに搭載へ
自動運転向け人工知能(AI)チップを開発する中国のスタートアップ「地平線機器人(ホライズン・ロボティクス、北京市)」は15日、自動運転レベル4対応の車載チップ「「征程5」に関し、自動運転システムの開発を手掛ける「嬴徹科技(Inceptio Technology)」と提携することで合意したと発表した。嬴徹科技が開発したトラック向け自動運転システム「軒轅」の次世代コンピュータープラットホームに「征程5」を搭載する。
地平線の第3世代車載チップとなる「征程5」は、処理能力が128TOPS。2023年第4四半期の量産開始を予定する。
2社は2019年に自動運転トラックの開発と量産で提携。21年に「征程3」を搭載した「軒轅」の量産化を実現した。今回はトラック幹線物流の完全自動化に向けて新たに手を組むことになる。