広東省のAIスマホの生産台数、27年までに1億台へ=省政府が目標発表

広東省政府は6日、AI(人工知能)に関する産業振興施策を発表し、同省内で2027年までにスマートフォンやPC、家電、ロボットなど8大分野でAIを活用したインテリジェント端末100製品を誕生させ、AI産業の規模は4400億元(約9兆4380億円)以上に拡大する目標を掲げた。AIや大規模言語モデル(LLM)などを各産業に実装を加速させ、産業全体の生産性と付加価値を加速するのが狙いとみられる。

施策では、25年までに省内の演算能力規模は40EFLOPS超え、AI中核産業の規模は3000億元超えを目指す。27年までには同省の演算能力規模は60EFLOPS超え、スマート端末100製品を誕生させ、AI産業の規模は4400億元(約9兆4380億円)以上に拡大する目標を掲げた。さらに製造や教育、高齢者介護などの分野でもAIの実装事例500以上に拡大し、各産業の労働生産性を大幅に向上させる。

また高効率、低損失の軽量LLMを研究。企業がAI OS上でマルチモーダル自然対話技術を組み合わせ、リアルタイム対話能力を強化し、スマートフォンアプリケーションへの実装を拡大し、個人専用デジタルアシスタントを作成することをサポートする。27年までに、AIスマートフォンの生産台数は1億台以上に達し、AIコンピューターの生産台数は3000万台以上に達するとの目標を掲げた。

また、家電・家庭電化製品、セキュリティー監視、医療機器などに搭載できる高性能・低消費電力のエンド側チップの開発エコシステムを構築する。プロセッサー、無線周波数通信、スマートセンサー、メモリなどの統合による通信、ディスプレイ、オーディオなどのモジュールの研究開発を促進するよう企業を奨励する。半導体チップについては、ストレージとコア粒子、命令セットなどの研究開発(R&D)を進め、27年までにAIチップ産業の初期エコシステムを確立するなどとした。

广东省人民政府办公厅印发广东省关于人工智能赋能千行百业若干措施的通知

Tags: , , , , , , , , ,

関連記事