AIサービスロボットの普渡科技、累計で約10億元を調達

人工知能(AI)を使ったサービスロボットの研究開発(R&D)を手掛ける、中国の深セン市普渡科技(広省深セン市、PUDU)は14日、C2ラウンド融資で数億元の資金を調達したと発表した。今回は、美団、深セン市投控資本、紅杉資本中国基金などが投資。同社は1年も経たないで、累計額で約10億元(約170億4,000万円)を獲得した。16日付OFWEEK機械人網などが伝えた。

普渡科技はこれまでに7ラウンドで融資を獲得。今年5月にはC1ラウンドで5億元を調達し、騰訊(テンセント)が戦略的株主として、株主の美団と紅杉資本中国基金も引き続き投資した。

普渡科技は2016年に設立、本社がある深セン市と成都市(四川省)に研究開発(R&D)拠点を持つ。世界に数百のサービスネットワークを有し、商業用サービスロボットのR&D、設計、生産、販売までを行う。同社の技術には、ポジショニング誘導、運動制御、マルチスケジューリング、知覚障害物回避、騒音や振動(NVH)、自動化シミュレーションテストなどがある。主な製品は、ケータリング、配送、消毒、配送迎賓などのロボットで、特許は600項目を超えている。

商業用サービスロボットのベンチマーク企業として普渡科技は、世界60以上の国と地域で販売。同社の製品は、レストラン、病院、学校、オフィスビル、公共施設、ホテル、インターネットカフェ、KTV、空港、地下鉄駅などに提供、累計販売台数が数百万台を達成した。

新型コロナ感染拡大により、一般消費者に近いサービスロボットの需要が急増、統計から中国のサービスロボット市場は、21年までに334億6,000万元に拡大すると予測。商業情報データのIT桔子の概算統計によると、中国のサービスロボット部門は今年、これまでに20年とほぼ同水準の81件の投資があり、資金調達総額は20年の108億1,000万元を大きく上回っている。

普渡机器人完成数亿元C2轮融资

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深圳市普渡科技

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