米アップル、インドでiPhoneを5,000万台生産へ

世界生産の4分の1にまで拡大

米ウォールストリートジャーナルの報道によると、米アップルは今後2〜3年の間にインドで年5,000万台以上のiPhoneを生産し、さらに生産を拡大する計画という。 インドは世界のiPhone生産台数の4分の1を占めることになる。

電子機器受託製造サービス(EMS)大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業はインド南部に工場を建設中で、向こう2〜3年以内に年間2,000万台のiPhoneやその他のデバイスを生産する計画だ。 同社はまた、同規模の第2工場の建設も計画している。

インドのタタ・グループもまた、アップルの端末を生産するための工場の建設を計画しているとされる。 同工場には従業員5万人のと組立20ラインが設置される見込みで、今後12〜18カ月で稼働する予定だ。

各種報道によると、アップルは次期スマートフォン「iPhone 16」の電池はインドの工場から調達することをサプライヤーに伝えているとされる。 サプライチェーンを多様化するというアップルの戦略に沿ったものだ。 中国の電池メーカー、深セン徳賽電池科技がインドに生産拠点を新設するようアップルから求めらているほか、アップルの電池サプライヤーである台湾のリチウム電池メーカー、新普科技(Simplo Technology)がインドでの生産を拡大するよう要求されているという。

また英フィナンシャルタイムズによると、関係筋の話として日本の電子部品メーカーであるTDKもハリヤナ州グルガオン県マネサールに約180エーカー(約72万8500平方メートル)の土地を確保し、インド製iPhone用のリチウムイオン電池セルを生産する計画だ。

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