協働ロボットメーカー艾利特机器人、2億元を調達
中国協働ロボットメーカーの艾利特机器人(江蘇省蘇州市、EITE ROBOT)はこのほど、B1ラウンド融資で2億元(約33億4,000万円)を調達したと発表した。この融資は、パソコン世界大手の聯想集団(北京市、レノボ・グループ)傘下の聯想創投や張江科投に続いて、株主の索道投資なども出資、雲岫資本が財務顧問を担う。これにより、同社は協働ロボットの研究開発(R&D)と製品化を加速し、国内外のマーケティングを強化する。26日付OFWEEKが伝えた。
艾利特机器人は2018年に設立。協働ロボットのR&D技術を持ち、国内外の市場へ進出している。現在、日本、米国、スペイン、ブラジル、タイなど数十カ国で販売が好調だ。自動車、3C(コンピューター、携帯電話、家電)、電力、医療、消費など多くの業界で、同社の協働ロボットが活躍している。
艾利特机器人は今年、蘇州と上海の2つのR&Dセンターを拠点に、北米支社とも協力して、中国産の協働ロボットの輸出を強化する。今回の融資によって、同社はロボットのR&Dや販売の拡大を加速するとみられる。
曹宇男・会長兼最高経営責任者(CEO)は「ロボット業界では、国内のブランドが海外のブランドに追いつく傾向にある。使いやすく安全な協働ロボットとシステムを構築することが求められている」と述べた。