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EVメーカーの零跑汽車、ステランティスが15億ユーロ出資
中国の新興電気自動車（EV）メーカーの零跑汽車（Leap Motor、浙江省杭州市）は26日、フランスの自動車メーカー、ステランティス（Stellantis）から約15億ユーロ（約2,380億円）の出資を受けると発表した。ステランティスは零跑汽車の戦略的株主となり、同社の世界展開を後押しする。
ステランティスは零跑汽車の株式約20％を取得するとともに、同社の取締役（董事）を2名選任できる権利を得る。
併せて2社は、海外業務を担当する合弁会社「零跑国際（Leapmotor International）」を新設する。ステランティスが株式の51％を保有し、最高経営責任者（CEO）を指名する。同新会社は、大中華圏以外の世界市場での零跑汽車製品の輸出・販売、製造を手掛け、輸出は2024年下半期に開始する見通し。
ステランティスは、イタリアの自動車メーカーFCAと、フランスの自動車グループのPSAの合併により2021年に誕生した。傘下にある自動車ブランドは14にも及び、モビリティ会社2社を擁する。零跑汽車との資本提携により、自社の戦略計画「Dare Forward 2030」の中で示した「車両電動化の大幅な推進」の実現を目指す。
