ロボ開発の遂際動力、四輪足ロボットを発表

遂際動力が発表した四輪足ロボット「W1」(同社リリースより)

ロボット開発のスタートアップ企業、深セン遂際動力科技(LIMIX DYNAMICS、広東省深セン市)は25日、同社初の四輪足ロボット「W1」を発表した。

W1は、フージョンセンシングを用いたモーション制御により、車輪付きの足でも安定した階段の昇り降りを実現。高速移動中でも車体の高さを平行に保ち、自由に高さも調整できる。でこぼこした路面を通過する際、脚の多関節が素早く反応し、姿勢の変動を抑えることができる。

W1は脚と車輪の構造を組み合わせ、自社開発の高性能関節を搭載し、リアルタイムの地形センシングと全地形移動能力を備えており、四足ロボットよりも効率的で、適用できる場面もより多彩。主に工業検査、物流・流通、特殊作戦、科学研究・教育などでの活用が期待できるという。2023年第4四半期(10〜12月)に予約受付販売を開始する。

遂際動力の創業者である張巍氏によると、四輪足ロボットは車輪と足が混在することによってもたらされる感覚干渉、状態推定、運動制御の課題は何倍にもなるが、市場には成熟したソリューションがなかったという。そこで同社は、地形知覚、強化学習、多剛体ダイナミクス、モデル予測制御などの分野における学術的・研究開発(R&D)の経験を活かし、知覚と制御の融合のためのアルゴリズムフレームワークを確立したと説明している。

逐际动力发布首款四轮足机器人,以运动智能突破足式产品的落地和应用

逐际动力

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