昆崙芯と国芯科技が戦略提携、スマート運転市場を開拓へ
車載電子部品メーカーの蘇州国芯科技(江蘇省蘇州市)はこのほど、人工知能(AI)チップ企業、昆崙芯(北京)科技(北京市)と戦略提携したと発表した。昆崙芯のAl技術と国芯科技のエッジAIコンピューティング、自動車向け機能安全SoC(システムオンチップ)方面の技術蓄積を基に、共同でスマート運転分野での開発、市場開拓を進めていく。
国芯科技は長年にわたり自動車用電子チップのレイアウトに注力。現在、自動車領域制御、アシスト運転など12の自動車用電子チップ製品ラインを構築し、そのチップ製品は比亜迪(BYD)、奇瑞汽車、吉利汽車など多くの車種に搭載されているという。
昆崙芯は2021年の設立。百度(バイドゥ)のスマートチップ・アーキテクチャ部門から独立した企業として知られる。 10年以上にわたってAIチップの開発を進めており、アーキテクチャ、チップ実装、ソフトウエア、アプリケーションの技術蓄積がある。昆崙芯は第2世代のAIチップ製品の量産化を実現している。