ZTEが自動車電子部門設立か、スマートカー分野へ本格参入

報道によると、中国の通信機器・設備メーカー大手の中興通訊股フン(広東省深セン市、ZTE)がこのほど、社内に向けて自動車電子部品生産ラインに関する文書を発行したもようだ。スマートカー分野に本格的に進出するとみられている。3日付智能製造網が伝えた。

ZTEは自主ブランドの各種通信機器、端末を生産し、国内通信キャリアの中国電信集団(チャイナ・テレコム)、中国移動通信集団(チャイナ・モバイル)、中国聯合網絡通信集団(中国聯通、チャイナ・ユニコム)などを大口顧客に持つ。新エネルギー車(NEV)分野への参入にも意欲を示し、2014年9月には自動車大手の東風汽車集団股フン(湖北省武漢市)と提携して電気自動車(EV)バス向けワイヤレス充電の実用化を目指すと発表。16年7月には子会社の中興智能汽車(ZTEスマートオート)を通じて広東省に拠点を置くEVバスメーカーの珠海広通客車を買収している。18年12月には自動車通信技術の開発を行う子会社の深セン市英博超算科技の製品がNEVメーカーの奇瑞新能源汽車技術に搭載されるなどしている。 通信分野を得意とするZTEは、第5世代(5G)移動通信や高精度地図などの技術を通じて、道路側のセンサー設備とスマートカーとの通信による自動運転の実現を模索しているもようだ。

消息称中兴通讯将设立汽车电子产品线,进军智能汽车领域

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