スマート電動トラクターの米Monarch、シンガポールのAI研究開発チームを拡大

Monarch Tractorのスマート電動トラクター「MK-V」(同社リリースより)

スマート電動トラクターの開発を手掛ける米Monarch Tractor(シリコンバレー)は22日、シンガポールで政府機関や学術機関と提携して人工知能(AI)研究開発チームを拡大し、アジア太平洋地域(APAC)でAIやロボティクス、スマート農業技術の展開を加速すると発表した。

シンガポール拠点では、過去にスマートトラクター「Monarch Auto Drive」を開発した。拡大するAI研究開発チームでは今後、データサイエンティストや機械学習エンジニア、AI応用技術者の育成に取り組み、よりスマートで環境にやさしく、安全な農業を創出していく。またMonarch は今年初め、インド・ハイデラバードへの進出を果たしている。

Monarch TractorのPraveen Penmetsa共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「シンガポール政府と協力して、より環境にやさしい未来に向けたミッションを推進したい」と述べた。

シンガポール政府は、「グリーンプラン2030」で2050年までの温室効果ガス排出量ゼロを目指している。

Monarch Tractorは今年4月、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業(ホックスコン)と米国で共同開発した自動運転・スマート純電動(EV)農業用トラクター「MK-V」を米オハイオ州の顧客に初めて引き渡している。

Monarch Tractor、シンガポールのAI研究開発チームを拡大

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