中国農村への新エネ車普及活動、対象69車種を発表
工業情報化部、発展改革委員会、商務部、農業農村部、国家エネルギー管理局の中国政府5部門は15日、新エネルギー車(NEV)を農村に普及させるキャンペーン「新能源汽車下郷」を開始し、対象となる比亜迪(BYD)、上海汽車などの69車種を発表した。
発表によると、比亜迪(BYD)、小鵬汽車(シャオペン)、上海汽車、広州汽車、長安汽車、奇瑞汽車など多くのブランドの人気NEVモデルが対象となっている。 上海汽車は19車種が対象となっており、自動車メーカー別で最多となった。
BYDは今回、「唐DM-i」「宋PLUS」「海豚(ドルフィン)」など5車種、小鵬は「G3i」と「P5」が対象となった。日系自動車メーカーでは、ホンダの中国合弁で生産するEV「e:NS1」が対象となっている。対象となった車種は、農村でも普及しやすい小型EVセグメントが中心となっていることが分かる。 また乗用車だけでなく、奇瑞商用車の「江豚」など多くの商用車も対象となった。
同キャンペーンは12月末まで展開する。キャンペーンの運営は中国自動車工業協会に委託、メーカー各社が特別割引などの優遇措置を設ける。