後摩智能、中国初のストレージとの統合AIチップ
人工知能(AI)チップ開発の南京後摩智能科技(Houmo.AI、江蘇省南京市)は10日、スマート自律運転車に用いられることを想定した中国初のストレージとコンピューティングを統合したオールインワンのAI専用IPU(Intelligence Processing Unit)「鴻途™ H30」を発表した。最大物理演算能力は256TOPS、標準消費電力35ワット(W)とと、超高演算密度と極めて低い消費電力を実現した。
半導体メモリのスタティックRAMを採用。12ナノメートル(nm)プロセスを使用し、AIコアIPUエネルギー効率比はInt8データ精度で15Tops/Wに達し、これは従来のアーキテクチャチップに比べ7倍以上で高いという。
後摩智能は2020年設立。