サムスン電子の半導体部門、Q1は4.6兆ウォンの赤字に
韓国サムスン電子が27日に発表した今年第1四半期(1~3月)の連結決算(速報値)は、売上高が前年同期比18.1%減の63兆7,454億ウォン(約6兆3,745億円)、営業利益は95.5%減の6,402億ウォンとなった。 四半期の営業利益が1兆ウォンを下回ったのは、2009年第1四半期以来14年ぶり。 営業利益率も1.0%と、前四半期に比べ5.1ポイント低下した。
サムスン電子の半導体部門(DS)をみると、売上高は前年同期比48.9%減の13兆7,300億ウォン。営業利益は前年同期の8兆4,500億ウォンに対し、第1四半期は4兆5,800億ウォンの大幅赤字に陥った。特にメモリーチップの売上高は56%減の8兆9200億ウォンにとどまっている。
サムスン電子は、在庫過剰となっているDRAM製品の減産に着手した。 NAND型フラッシュメモリについては、ビットグロース(Bit Growth、メモリチップの大きさを「ビット」で表したもの)の大容量化需要に対応し、市場予想を上回ったとしている。