ホンダ、新型EV2車を中国投入

EV専用工場を24年に稼働へ

本田技研工業(ホンダ)は、新型電気自動車(EV)2モデルを中国に投入する。同社の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資の25日発表によると、中国の四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車(東風ホンダ)が「e:NS1(イーエヌエスワン)」を4月26日に発売するとともに、同じく中国合弁である広汽本田汽車(広汽ホンダ)が「e:NP1(イーエヌピーワン)」の予約受付を5月から開始する。

同2モデルは「Hondaブランド」で展開する中国初のEVとなる。走行性能では、510キロメートルの航続距離(中国CLTC基準)を実現する大容量バッテリーや、専用のボディー骨格などで構築される「e:N Architecture F(イーエヌ アーキテクチャー エフ)」を新開発。スマート化技術では、中国で展開する最新のコネクティビティーとしてEV専用の新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT 3.0(ホンダ コネクト)」、15.1インチの大型ディスプレーオーディオを標準装備した。エクステリアデザインでは、フロントに発光する「Hマーク」エンブレムを、リアに従来のHマークに代わる新たな「Honda」エンブレムを採用した。

ホンダは、同2モデルを皮切りに、中国で2027年までに10車種のe:Nシリーズを投入する計画で、広汽ホンダ、東風ホンダともに2024年の稼働を目指しEV専用工場を建設する。

販売面では、「e:NS1」と「e:NP1」の発売に合わせ、オンライン店舗を本格展開するほか、ショールームを刷新する。広汽ホンダは、北京、上海、広州などを皮切りに電動車専門店の展開やショッピングモールへの店舗設置を開始し、東風ホンダは既存の全店舗で「e:Nブランドコーナー」を展開する。

2024年にも稼働開始予定の東風Honda EV専用工場俯瞰図(同社リリースより)

新型EV「e:NS1」を東風Hondaが発売~広汽Hondaの「e:NP1」も5月から予約受付を開始~

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