空飛ぶ車の初飛行に成功、最大航続距離300キロ・5人乗り
中国自動車大手の浙江吉利控股集団傘下で、「空飛ぶ車」の開発を手掛けている吉利沃飛空(四川省成都市)はこのほど、同社の電動垂直離着陸機(eVTOL)「AE200」が中国初の有人eVTOLとして中国民用航空局(CAAC)から耐空性検証の認可を取得した。成都発表が28日伝えた。
AE200は翼幅14.5メートル、高さ4.6メートル、長さ9メートルで、標準的なコックピットにはパイロット1人と乗客4人を乗せることができ、最大航続距離は200〜300キロメートル。垂直離着陸ができるため、空港の滑走路が必要なく、十分な広さの土地であれば市街地でも離着陸することができる。
eVTOLが耐空性検証を完了した後、成都市内でeVTOLの運航が開始される見込みだ。成都市街地から天府国際空港までの所要時間はわずか15分になる予定。