吉利汽車の「空飛ぶ車」、華龍航空から100機受注

(沃飛空のウェブサイトより)

中国自動車大手の浙江吉利控股集団傘下で、「空飛ぶ車」の開発を手掛けている吉利沃飛空(四川省成都市)は26日、同社の電動垂直離着陸機(eVTOL)「AE200」100機をプライベート・ジェット(ビジネスジェット)運航会社の華龍航空(シノ・ジェット)に供給することで同社と戦略提携したと発表した。eVTOLの商用化にとっての大きな前進となった。

戦略提携を受けて両社は今後、eVTOLの継続的耐空性の検証、垂直離着陸空港の建設、ルート運用などの分野の進展を積極的に推進し、低高度三次元旅行の商業運用のソリューションを共同で構築する。

AE200は5~6人乗りのティルトローター式純電気垂直離着陸機。大きな積載量、航続距離の長さが特徴で、都市集積地内・都市集積地間の高頻度商業運航の需要を満たすことができるという。

沃飛空は2022年8月、AE200の技術実証機を初めて実演し、同年11月には中国民用航空局から発行する有人電動垂直離着陸機では初の型式適合証明(TC)を正式に取得し、同年12月には「AE200 X01」生産ラインから1機目をラインオフした。今年1月には、AE200 X01の初飛行試験を成功している。

飞长空获得100架AE200订单

沃飞长空

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