CATLのドイツ工場、バッテリーセルの量産開始
中国車載電池大手の寧徳時代信能源科技(CATL、福建省寧徳市)がドイツのテューリンゲン州で建設を進めていた初の海外工場がこのほど、リチウムイオン電池セルの量産を開始した。
新たに建設した「G2」棟の1本目ラインが予定通りに稼働した。残りのラインも設置作業が進められており、順次フル稼働体制に入る。
ドイツ工場は今年4月、テューリンゲン州政府から年間8ギガワット時(GWh)相当のバッテリーセルの生産許可を取得した。同工場では2021年第3四半期に、バッテリーセルを電池モジュールに組み立てる「G1」棟が稼働している。
CATLによるドイツ工場への最終的な投資額は18億ユーロ(2,527億円)になる見通し。年間14GGWhの生産能力を築く計画で、将来的に2,000人の雇用創出を見込んでいる。